ギリシャリクガメの飼育方法や飼育設備を紹介!
初めてリクガメを飼育しようと
お考えの方の候補に上がるリクガメで、
大きくなりすぎず飼育ケース内で
終身飼育できる人気のリクガメです。
ギリシャリクガメに適した
飼育方法や飼育設備をご紹介いたします。
1ギリシャリクガメとは
学 名 Testudo graeca
英 名 Greace Tortoise
カメ目リクガメ科チチュウカイリクガメ属に
分類されるカメの仲間です。
名前のギリシャリクガメは甲羅の
ギリシャ模様からきており
国名のギリシャが由来ではありません。
甲長は?
約20〜35cm前後で亜種が多く
サイズも亜種によってバラツキがあります。
寿命は?
平均して20年前後!
最長で100年以上生きた個体もいるようです。
2生息地
ヨーロッパを中心に中近東から
アフリカにかけてと広く
乾燥した草原や砂漠に生息しています。
3飼育設備
3-1飼育ケース
動き回るリクガメで寒暖差を作ることを
踏まえると推奨は120cmですが
90cmのケージでも十分飼育可能です。
メンテナンス性などを考えると
爬虫類用のケージがオススメです。
3-2保温
ケージ内の平均温度が30度前後に
保てるようにします。
夜間は少し低く27度前後が目安です。
活動する前にバスキングスポットと
呼ばれる35度前後の高温の場所で
体を温めますのでバスキングライトも設置します
真冬などは暖突やバスキングライト!
パネルヒーターを併用して
より良い環境を作ってあげましょう。
3-3紫外線
紫外線はリクガメの骨格や甲羅の
形成は欠かせません。
強めの紫外線(UVB)の
出るタイプを使用してください。
1日の照明時間は8〜10時間前後です。
紫外線ライトは点灯し続けると
紫外線量が減少していきますので
点灯していても半年から1年前後で
新しいものと交換する必要があります。
3-4床材
ヤシガラがオススメです。
乾燥系のリクガメですが
平均湿度を50パーセント前後に
保ちたいので保湿性のある
ヤシガラがオススメです。
また厚めに敷くと潜りシェルター代わりにもなります。
3-5えさ
小松菜や青梗菜などの葉野菜を与えます。
またタンポポやオオバコなどの
野草もカルシウムを多く含んでいるので
オススメですが除草剤などの撒かれていない
綺麗な物を採取してください。
よく洗いカルシウム材を
ふりかけて与えてください。
4温浴
温浴は賛否両論ですが排泄を促したり
代謝を上げるなどの効果はあると思います。
もちろん水分補給にもなります。
40度前後のぬるま湯を用意して
呼吸ができる位の水位にしてください。
特に冬などはお湯の温度が低くなりますので
パネルヒーターやスポットライトなどで
暖かくして行いましょう。
温浴後は体を拭いてから飼育ケージに戻します。
5ギリシャリクガメの飼育方法や飼育設備を紹介!【まとめ】
①90cm以上の飼育ケージを用意
②飼育温度は平均30度、
夜は27度が目安!
③湿度は平均50パーセント前後
④強めの紫外線(UVB)をあてる。
⑤餌は小松菜、青梗菜、タンポポなどを
バランスよくカルシウム材をまぶして与える。
⑥温浴はした方が良い。
いかがでしたでしょうか
ギリシャリクガメは飼育設備さえ
整えてあげたら飼育しやすいリクガメです。
サイズもそこまで大きくならず
癒しのリクガメとなるはずです。
生き物ですのでどうしても病気などの
心配はありますので爬虫類を診療してくれる
動物病院も探しておくと安心です。
生体と触れ合った後は
手洗いと除菌は必ず行ってください!